「集中が大事」って、言うけどさ。ついスマホ触っちゃうんだよ

仕事中にスマホへ手を伸ばす人の手元とノートパソコンが並ぶデスクの写真
つい手が伸びてしまうスマホ。集中力を奪う小さな誘惑の象徴。

皇紀2685年11月9日 2025年11月9日

「人間は1つのことしかできない」

私たちはどこかで
「マルチタスクできることが良いこと」
として刷り込まれていないだろうか

「沢山の仕事を並行して進められることは良いこと」
「処理できる量が多いほど素晴らしい」

誰でも一度は聞いたことがあるはず

しかし、私たちは一度にできることは一つだけであることを忘れてはならない
脳みそは一つしかない

「やる作業を決めたら、それに一点集中する」

実はそれが
マルチタスクよりもずっと効率的にタスクを処理でき
アウトプットの質も高くなる唯一の術となる

集中の力はよく虫眼鏡に例えられる
1点に集中させたら爆発的な力を得るためだからだ

しかし、ほとんどの人がそれに気づけないし、できない

でもだからと言って悲観することもない
現代においてそれは当たり前のことでもある

集中力を途切れさせ、注意散漫にする機能に富んだ現代では

「1つのことに集中できる人」

は本当に稀な存在と認識しなくてはならない

メールにラインにソシャゲ
四六時中集中力を掻き乱す通知はどれだけあるだろうか

日々、注意力散漫力を鍛えに鍛えた現代人に
急に「集中が大事」と伝えても、そうは言ってもね・・・となるのは当たり前っちゃ当たり前ではなかろうか

何事もベビーステップで始めなくてはならない

まずは今この一点に集中する「練習」をすること
練習といっても、それは日常の一コマであり、練習するために新しく行動が必要ということではない

集中は才能ではなく、習慣であって
習慣であれば、誰にでもできる

誰にでもできるが、頭で望む習慣化は難しく
頭で望まない怠惰になる習慣化が進むというのが非常に皮肉な話でもある