システム導入で非効率化に拍車をかける

「システムを導入すれば社員の働き方は変わる」

そんな夢物語に酔っていないでしょうか
紙を使用する
非効率である
属人化している

そんな現状の仕事に憂いて

「システムを導入すること

が解決策と考えるのは非常に危険です

導入してみたら、全然効率化しない
むしろ労務効率が落ちる
そんなことは、ザラによくあります

当たり前のことですが、どこの会社もサービスも
広告や商品紹介にはどこでも当てはまるような
汎用的な機能しか書きません

それだけで満足できるテンプレートな会社であれば事足りるでしょう

しかし、どの会社においても
特別な事情があり
汎用的に処理できない業務フローは必ずあります

その「かゆいところ」に
一般的なシステムでは手が届きません

「書いていないから、導入していません」
「ホームページに記載していないから、そもそもその仕様はありません」

そんなことが、この業界では日常茶飯事に起きます

なぜ、そんなことが起きるのでしょうか？

それは、システムは思いのほか柔軟性がなく
「あらかじめ決めたこと」しかできないからです

プログラミングを学んでいくと
人間の処理能力がパソコンを遥かに超えていることに気がつくでしょう

あの場合はこうする
こうなったらああする

そんな恐ろしい数の条件分岐を「当たり前」のように毎日こなす

これをシステマチックにプログラミングに落としたら？
それはそれは恐ろしい長さのプログラミングになることでしょう

「今なら、AIの力で解決できる」

そう考えるかたも少なからずいます
しかしAIはあくまで、「これまでの情報の蓄積」にすぎません

今、生きている私たちの
「今」感じること
それはAIは分かりません

今の流行りは？
どのような空気感か？
今、何が望まれているのか？

それら鮮度の高い情報
それは「今」を生きる私たちにしかわかりません

システム導入もそうです
千差万別ある特別な事情を処理する業務
その複雑な条件を適切に処理できるシステムは
その業務を実際に知っている人にしか作れません

そこがシステム構築と業務実態が乖離し
システムを導入したのに逆に非効率化してしまうという逆説的な状況を作り上げます
多くの日本人を苦しめている元凶です

日々、DX推進のお手伝いをしていると
「そうじゃない」DX推進をされている方を多く目にします

もし、
非効率な業務実態で良い
決められた事務所でだけ仕事をしたい
ファイリング棚で圧迫された仕事が良い
というのであればそれで良いです

しかし
ワンクリックで承認から周知共有からデータ保存まで処理したい
場所を選ばずにフレッシュな気持ちで仕事をしたい
仕事場は広く清潔で気持ちが良い状態が良い
というのであれば
少しDXやITについて学んでみませんか？

DXを学ぶ
ITについて学ぶ
それは、必ずしも
Excelのマクロを学んだり
自動化処理を学ぶ
ということではありません

DXについて学ぶ、ITについて学ぶということは
システム化できる業務は何か
システム化で良くなるフローは何か
逆に、人間じゃなきゃダメな業務は何か
そういうことを俯瞰できるようになることです

私たち日本人は、勤勉で真面目な素晴らしい国民性を持った人種です
どの役職の誰であっても課題に真剣に向き合いますし
それを解決しようと皆が協力できます

だからこそ、間違った方向に進んで
会社全体で多くの方が巻き込まれて
無駄に時間と労力をかけている状況を目の当たりにすること
それが私には見るに耐えません

せめて、関係した方だけでも
「正しい」DX推進の道を歩み
システムや自動化処理の恩恵を受けてもらいたい

システム導入に悩まれていたり、
非効率的な現在の業務フローを変えたいと考えている
でもどうすれば良いかわからない。

そういう方は、ぜひ、下記相談フォームにご登録ください
これまでDX推進を指導してきた経験と知見を持って、必ずお役に立ちます